はじめに
2018年度もこの週末で終わります。週が明けて4月に入ると、いよいよ平成も残り僅か。私は昭和の終わりの生まれですが、次の元号になると3つの元号を経験することになり、なんかえらく歳をとったような気がしてしまいします。
そんな中、各自治体で来年度の予算が発表されてちました。そこで今回は兵庫県の予算案から2019年度に実施予定の鉄道駅舎のバリアフリー化事業について紹介します。
2019年度に実施予定の事業
今回参考にした資料
今回私が参考にした資料は以下の二つです。これらはまだ予算案の段階の資料になっていますが、おそらくそのまま実施されると思われます。
平成31年度当初予算(案)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/documents/g_kaiken190214_h31yosan.pdf
賑わいあるまちづくりの推進
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/documents/g_kaiken190214_12.pdf
この中で駅のバリアフリー化については、「賑わいあるまちづくりの推進」17ページの「公共交通バリアフリー化の促進」の欄に記載されています。
2019年度から補助対象の拡充!
これまでと変わったポイントとして、2019年度からは補助対象の拡充が図られました。
まず3000人以上の乗降客数があり、すでにバリアフリー化が完了した駅でも、それを利用するためにホームの長さ以上の遠回りを強いられるような「一般利用者と比べて著しく長い距離(ホームの長さ以上)のう回を要し、不便を強いられる駅について2ルート目も補助対象になりました。これによってエレベーターを使用するのにわざわざ遠回りしなければならない駅でも改良が進むものと思われます。神戸市内では神戸高速線新開地駅や神戸電鉄湊川駅・地下鉄湊川公園駅あたりが対象になりそうです。
整備予定の駅
2019年度に整備が予定されている駅は以下の10駅です。
- JR福崎駅(エレベーター)
- 阪急花隈駅(エレベーター、多機能トイレ)
- 阪急園田駅(エレベーター、多機能トイレ)
- 阪神西元町駅 (エレベーター、多機能トイレ)
- 阪神大開駅 (エレベーター、多機能トイレ)
- 阪神住吉駅 (エレベーター、多機能トイレ)
- 山陽大塩駅 (エレベーター、多機能トイレ)
- 神鉄長田駅 (エレベーター、多機能トイレ)
- 神鉄花山駅(スロープ、 多機能トイレ)
- 神鉄大池駅(改札、多機能トイレ)
この中で花隈、園田、西元町、大塩、長田は昨年からの継続になります。大塩駅については先日ヤフーニュースでも取り上げられていましたね。大塩駅が完成すると山陽電車の特急停車駅で未整備の駅は須磨駅のみになります。
花隈、西元町、大開は地下駅なので工事にはそれなりの期間がかかるのではないかと思います。
阪神はバリアフリー化がほぼ完了、神戸電鉄もいよいよ整備が進む
今回予定されている事業が完了すると阪神は駅のバリアフリー化が完了します。またほかの地域と比べてバリアフリー化が遅れている神戸電鉄でも、いよいよ本格的に整備が行われることになりました。神戸電鉄沿線は高齢化が進んでいるので、より早期のバリアフリー化が求められます。
コメント