ブログ運営者:たなゆき
1986年12月6日生まれ、兵庫県在住。
高校3年生の時に自転車の事故で頚椎C1・C2を骨折しました。
受傷直後は人工呼吸器と胃瘻をつけていましたが、今は外れています。
約1年半の入院後退院し、その後10数年間は実家で両親と同居していました。
2007年放送大学に入学し、2013年に卒業。
2019年の夏から実家の近くで一人暮らしを始めました。
兵庫頸髄損傷者連絡会では機関誌の編集作業を担当しています。
頸髄損傷について
頸髄損傷者とは、交通事故、スポーツ事故、労働災害、病気等によって頸髄を損傷し、後遺障害の残った者をいう。
後遺障害として、四肢体幹の機能麻痺、知覚麻痺、呼吸器機能の低下、さらに体温調節機能障害、排泄機能障害等が起こる。参照:全国頸髄損傷者連絡会
同じ頸髄損傷でも受傷部位の違い、完全麻痺か不全麻痺かで症状は様々です。完全麻痺の場合、横隔膜に影響が出るC3以上の場合は人工呼吸器が必要になります。 私の場合受傷部位はC1・C2ではありますが不全マヒのため、手足を大雑把に動かすることはできたり、皮膚感覚があったりします。
PCの操作方法
私は上肢に麻痺があるのでPCの操作には「Windows音声認識」を利用しています。もともとWindowsに入っているソフトなのでマイクを準備するだけでPC操作ができるメリットがあります。また文章入力以外にもアプリの立ち上げなどの操作も音声できるので便利です。頸髄損傷者のPC操作方法としてはマウススティックがありますが、私の場合は前歯がブリッジ(差し歯)のため前歯に負荷のかかるのを避けるために利用していません。
Windows音声認識は大変便利なソフトではありますが、音声認識だけではソフトがフリーズしたりした時に誰かに再起動してもらわないと何もできなくなってしまいます。代替の操作方法として、2年ほど前からtobii eye tracker 5を使用した視線マウスも併用しています。
車いすについて
電動車いすはペルモピールのF3、介助用車いすはネッティーⅢを利用しています。電動車いすは主に外出時に利用、介助用は家の中や病院など電動車いすでは利用しにくい場所に行くときに利用しています。
電動車いすを利用し始めてから3年以上がたち操作にもだいぶ慣れてきたので、徐々に電動車いすの利用比率が高くなってきています。
所属している団体
兵庫頸髄損傷者連絡会
日本リハビリテーション工学協会
オーシャンゲート・ジャパン