はじめに
来年春の開校を目指してHAT神戸で建設が進んでいる小学校と特別支援学校の併設校。数カ月前に学校名の公募が行われていましたが、先日新しい学校名が決まったとの発表がありました。
神戸新聞にも記事が掲載されていました。
新設校の概要
ここで新設校について説明します。もともとHAT神戸の灘区側には小学校設置の計画があり建設用地も確保されていましたが、HAT神戸の街びらき時点では児童数が想定よりも少なく、その後は科学技術高校の第2グラウンドとして使われていました。
しかし、HAT神戸の分譲マンション建設が進んだことでなぎさ小学校の児童数が増え、それから10年以上仮設校舎を増設して対応していました。さらに、JR摩耶駅が開業に伴って駅周辺で大規模な分譲マンションの開発が進んだため、周辺校の児童数が今後も増加していくことが見込まれるために小学校の新設が決定しました。また、神戸市東部の特別支援学校の生徒数も増加傾向にあったため、同じ敷地に小学校と特別支援学校も併設することも決まりました。小学校と特別支援学校を一体的に整備するのは全国でも珍しいそうで、神戸市では初めてです。
通学範囲
新設される小学校の通学範囲は、現在なぎさ小学校区の摩耶海岸通と西灘小学校区の岩屋南町・岩屋中町・岩屋北町になります。また今回の小学校新設により、周辺の小学校の校区も変更されます。
HAT神戸に特別支援学校が新設されることに伴い、既存の青陽東は知的障害部門の高等部になります。知的障害部門の小学部・中学部は新設校への通学となります。肢体不自由部門の通学範囲は友生支援学校の校区のうち、東灘区・灘区・中央区が新設校に変更されます。
灘さくら支援学校の通学範囲について(PDF)
校名は灘の浜小学校と灘さくら支援学校に決定!
今回の学校名は小学校の児童や保護者、地域住民よりアンケートを行い、いくつかの候補に絞り、さらに会議を経て決定しました。
神戸市のホームページに決定理由についても掲載されていたので紹介します。
(1)「(仮称)神戸市立灘の浜小学校」
新設校周辺の地域を表す通称で、分かりやすい
(2)「(仮称)神戸市立灘さくら支援学校」
灘区の木が桜であり、地域との交流場所となる隣接する公園の桜が地域に親しまれている
(3)「(仮称)神戸市立青陽灘高等支援学校」
伝統のある青陽を残し、地名の灘を加えている
新設校の名称の決定理由は納得できるものでした。確かに新設校の立地はHAT神戸・灘の浜にありますし、東隣の西郷川河口公園は桜の木が多く植えられています。
今年の春に撮影した画像です。この公園は斜面に桜が植えられていて、公園の規模の割に桜の花が密集しているように感じます。来年の春の入学式にはこの公園の桜の下で記念撮影をする親子でにぎわうのではないでしょうか。その頃にはコロナが落ち着いていることを願います。
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