阪急大阪梅田駅の直下には「阪急三番街」という地下街があり、キディーランドやニトリ等の物販店から巨大なフードホールまで様々な店舗がそろっていて終日にぎわっています。梅田の地下街はJRを境にほとんどが南北に分断されていますが、ここはホワイティ梅田を経由する事によって、地上に上がらずに南北の移動ができる唯一のルートで重宝しています。
しかし、阪急三番街の地下2階にはエレベーターが設置されておらず、直結しているビルを利用すれば地上までは移動できるものの、地下1階と地下2階との間の移動は地上にいったん出てから再び戻る必要がありました。ただでさえ迷路のような梅田の地下街なのに上下の移動まで加わると訳がわからなくなります。今でもフロアのスタッフに声をかけると従業員用のエレベーターを使わせてもらえるそうですが、利用する度にいちいちスタッフを探すのも気がひけます。
三番街でエレベーター設置工事がはじまる
先日、ヨドバシ梅田に開業したリンクス梅田について調べていた時、「確か地下を経由すれば阪急三番街まで行けたような …」と思い、地下でどこまで行けるのか阪急三番街のホームページを開けてみました。阪急三番街とヨドバシ梅田とは御堂筋線梅田駅を経由してつながっています。ただ三番街の地下1階につながるので、フードホールのある地下2階へは直接移動することができませんでした。
ところがホームページのフロアマップを見ると「エレベーター設置工事」の文字があるではないですか!「ここにエレベーターがあれば便利なのに」とは思っていましたが、駅直下の地下街なので構造的に設置は難しいのかなと思ってました。予想外の出来事だったのでかなり驚きました。
阪急三番街南館地下2階の地図です。まだ現地に行くことができていないので断定はできませんが、新しくエレベーターが設置されるのは、南館のトレビの広場のあたりのようです。工事期間は2020年3月下旬までのようです。
エレベーター設置により、地下で移動できる範囲が広がる!
今回設置されるエレベーターは阪急三番街の南館に位置します。先ほども書きましたが、三番街の南館は地下1階レベルでは御堂筋線梅田駅北口を経てヨドバシカメラやグランフロント大阪に繋がっています。また地下2階レベルではホワイティ梅田や阪神大阪梅田駅等へつながっています。今まで車椅子では相互間の移動を地下で行うことはできませんでしたが、このエレベーターの設置によってそれが可能になります。実際に利用するにはかなりの遠回りになるので実用性はあまりないと思いますが、地下なら目的地まで雨にぬれずに移動でき、駅構内を通るよりも上下移動が少ないのでエレベーター待ちの時間も短くなりそうです。JR大阪駅の構内は通行量が多いうえ、通路を間違えると段差に阻まれて遠回りする必要があり不便でした。移動距離は長くなりますが、人混みを通らずに目的地まで行けるのは大きなメリットです。
北館にもエレベーターが設置されたらいいなあ
今回設置されるエレベーターによって阪急三番街の利用がかなり便利になりますが、キディーランドのある北館地下1階とフードホールがある地下2階の間にはまだエレベーターが設置されません。また阪急三番街の北館と南館は地下2階ではつながっていますが、他のフロアではつながっていません。そのため北館地下2階から北館地下1階へ移動するにはいったん地上に出る必要があります。従業員に声をかけて従業員用のエレベーターを利用すれば移動が可能ですが、一般用のエレベーターも設置されるとより多くの人が利用しやすくなるので今後に期待したいです。
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